「軽自動車の税金って、結局いくらかかるの?」。
購入や乗り換えを考え始めると、まずここが気になる方は多いはずです。軽自動車は普通車より税金が安い、というのはよく知られています。ただ、毎年払う税金と車検のたびに払う税金は別のもので、さらに中古車や届出済未使用車(登録だけを済ませた未走行の車。新古車とも呼ばれます。以下、未使用車)を買う場合は、「いつ買うか」「何年式か」で負担が変わります。2026年4月には税制も変わりました。
この記事では、埼玉・川口・草加で軽自動車を販売しているソーサンのスタッフが、軽自動車の税金を「買う人の目線」で整理します。
このセクションの要点
・自家用の軽乗用車にかかる軽自動車税は、毎年10,800円が基本だ。
・中古車は車検証の「初度検査年月」から13年を超えると12,900円に上がる。
・購入時の環境性能割は2026年3月31日で廃止され、購入時の税負担は軽くなった。
結論を先にまとめる。軽自動車の税金は「毎年の軽自動車税」と「車検ごとの自動車重量税」の2本立てで考えればよい。
・軽自動車税は、毎年4月1日時点の所有者に1年分かかる。自家用の軽乗用車なら10,800円だ。
・普通車と違って月割りはない。4月2日以降に買えば、その年度の軽自動車税はかからない。
・車検のたびに自動車重量税を払う。2年分で6,600円が基本で、13年・18年を超えると上がる。
・購入時に払っていた環境性能割は、2026年3月31日で廃止された。
・中古で買う場合は、車検証の「初度検査年月」で税額が決まる。年式の新しい未使用車ほど、税金が上がるまでの期間が長い。
これに購入時の消費税が加わる。軽自動車の税金は、普通車と比べると年間で2万円前後安く、10年乗れば税金だけで20万円近い差になる。ただし「中古車の年式」と「買う時期」を間違えると、せっかくの安さを取りこぼす。以下、それぞれの金額と注意点を順に説明する。
税金が上がるまで長く乗れる、年式の新しい未使用車を中心にそろえています。
このセクションの要点
・毎年払うのが軽自動車税、車検ごとに払うのが自動車重量税、購入時に払うのが消費税だ。
・軽自動車税の額は、用途(自家用・営業用)と初度検査年月で決まる。
軽自動車にかかる税金は、払うタイミングで分けると理解しやすい。毎年1回払う「軽自動車税」、車検のたびに払う「自動車重量税」、購入時に払う「消費税」の3つだ。以前は購入時に「環境性能割」もかかったが、2026年3月末で廃止されている(次の章で詳しく説明する)。
◆軽自動車税(毎年)|税額は区分と初度検査年月で決まる
軽自動車税は、車の定置場(ふだん車を置いている場所。多くは所有者の住所)がある市区町村に納める地方税だ。普通車の自動車税が都道府県に納めるのに対し、軽自動車税は市区町村に納める点が違う。標準的な税額は次のとおり。
・自家用・乗用:10,800円(2015年3月以前に初度検査を受けた車は7,200円)
・自家用・貨物(軽バン・軽トラック):5,000円(同4,000円)
・営業用・乗用:6,900円(同5,500円)
・初度検査から13年を超えた車:自家用乗用は12,900円、自家用貨物は6,000円
同じ軽乗用車なのに7,200円の車と10,800円の車があるのは、2015年の税制改正で税率が引き上げられたためだ。改正前に初度検査を受けた車は旧税率のまま据え置かれ、13年を超えた時点で12,900円に切り替わる。なお、税率は各市区町村の条例で定められており、多くの市区町村はこの標準税率を採用している。正確な金額は、納税通知書かお住まいの市区町村で確認するのが確実だ。
◆自動車重量税(車検ごと)|2年で6,600円が基本
自動車重量税は、車検のときに次の車検までの分をまとめて払う国の税金だ。普通車は車両重量に応じて金額が上がるが、軽自動車は重さに関係なく定額で決まっている。
・新車購入時(3年分):9,900円
・2回目以降の車検(2年分):6,600円
・初度検査から13年を経過した車(2年分):8,200円
・初度検査から18年を経過した車(2年分):8,800円
燃費性能が基準を満たす車は、エコカー減税で免税または減税になる。ハイブリッドの軽自動車では、購入時や初回車検の重量税が免税になる車種もある。自分の車が対象かどうかは、車検証の備考欄や販売店の見積書で確認できる。
◆消費税(購入時)と、税金ではないが一緒に払う自賠責保険
消費税は車両価格や付属品、整備費用などにかかり、車両価格の表示に含まれている。一方、自賠責保険は税金ではないが、法律で加入が義務づけられており、車検のたびに重量税と一緒に払う。保険料は数年ごとに改定されるため、最新の金額は車検の見積書で確認するのが確実だ。
◆普通車と比べるとどれだけ安いか
比較の目安として、2019年10月以降に登録した1,000cc超〜1,500cc以下の普通車の自動車税は年30,500円だ。軽自動車の10,800円とは、毎年約2万円の差がある。重量税も普通車は車が重いほど高くなるため、コンパクトカーでも2年で1万円台後半になることが多い。10年乗ると、税金だけで20万円近い差が開く計算になる。軽自動車が「維持費が安い」と言われる最大の理由は、この税金の差にある。
このセクションの要点
・購入時にかかっていた環境性能割は、2026年3月31日で廃止された。
・「軽自動車税種別割」は「軽自動車税」という名前に戻った。税額と納め方は変わらない。
・エコカー減税とグリーン化特例は延長されたが、対象は燃費や動力の種類で決まる。
2026年度(令和8年度)の税制改正で、軽自動車の税金はいくつか変わった。ネット上には改正前の内容のままの記事もまだ残っているため、購入前に押さえておきたい。
◆環境性能割は2026年3月31日で廃止
環境性能割は、2019年10月に自動車取得税の代わりに導入された、車を取得したときにかかる税金だ。軽自動車の場合、燃費性能に応じて取得価額の0〜2%がかかっていた。たとえば取得価額150万円の車で税率2%なら、3万円の負担になる計算だ。
この環境性能割が2026年3月31日で廃止され、4月以降に取得した車にはかからなくなった。新車だけでなく、中古車や未使用車も同じだ。見積書の諸費用に「環境性能割」の項目が残っていないか、念のため確認しておくと安心だ。
◆「軽自動車税種別割」は「軽自動車税」へ名称変更
環境性能割があった間、毎年払う軽自動車税は「軽自動車税種別割」という名前だった。環境性能割の廃止に伴い、2026年4月から名前が「軽自動車税」に戻っている。変わったのは名前だけで、税額や納め方は同じだ。なお、自治体によっては今年度の納税通知書に旧称の「種別割」が印字されている場合がある。これは読み替えてよいと案内されている。
◆エコカー減税とグリーン化特例は延長
重量税のエコカー減税は、2028年4月30日まで延長された。ただし減税の基準となる燃費基準の達成度は段階的に引き上げられるため、同じ車でも時期によって減税の幅が変わることがある。
軽自動車税を軽くするグリーン化特例も延長された。現在の対象は電気自動車や燃料電池車などに限られ、条件を満たすと取得した翌年度の軽自動車税がおおむね75%軽減される(10,800円の車なら2,700円)。ガソリン車の軽自動車は、今はグリーン化特例の対象外だ。
このセクションの要点
・納税通知書は4月下旬〜5月上旬に届き、多くの自治体で5月末が納付期限だ。
・コンビニやスマホ決済、クレジットカードでも納付できる自治体が増えている。
・車検での納税確認は原則電子化されたが、納付直後は領収証書が必要になることがある。
◆5月上旬に通知書が届き、多くの自治体で5月末が期限
軽自動車税の納税通知書は、4月1日時点の所有者に対して、4月下旬から5月上旬ごろに届く。送り先は車検証に記載された住所だ。引っ越しをして住所変更の手続きをしていないと、通知書が旧住所に送られて気づかないまま期限を過ぎることがある。納付期限は多くの自治体で5月末だが、自治体によって異なるため通知書で確認する。
◆窓口・コンビニ・スマホ決済・クレジットカードで払える
支払い方法は、納税通知書に記載された方法から選ぶ。主な方法は次のとおり。
・金融機関や郵便局、市区町村の窓口で現金で払う
・コンビニのレジで納付書のバーコードを読み取って払う
・納付書のQRコードを使い、スマホ決済アプリや地方税お支払サイトから払う
・地方税お支払サイトからクレジットカードやインターネットバンキングで払う(決済手数料がかかる場合がある)
2023年から、地方税の納付書には全国共通のQRコードが印字されるようになり、キャッシュレスで払える自治体が大きく増えた。
◆滞納すると延滞金がかかり、車検も受けられない
納付期限を過ぎると、期限の翌日から延滞金がかかる。期限から1か月を過ぎると延滞金の割合が上がるため、遅れたら早めに払うほど負担は小さい。督促状が届いても払わずにいると、最終的には財産の差し押さえになることもある。また、軽自動車税を滞納している車は車検を受けられない。
◆車検での納税確認は原則電子化|証明書が必要になるケース
以前は車検のときに軽自動車税の納税証明書を持参する必要があった。2023年1月からは「軽自動車税納付確認システム(軽JNKS)」が始まり、軽自動車検査協会が納付状況を電子的に確認できるようになったため、原則として提示は不要になった。ただし、納付してからシステムに反映されるまでには時間がかかる。車検の直前に払った場合や、中古で買った直後で納付情報が確認できない場合は、領収証書や納税証明書が必要になることがある。領収証書はしばらく保管しておくとよい。
このセクションの要点
・その年度の軽自動車税は、4月1日時点の所有者が1年分払う。月割りも還付もない。
・13年の判定は「購入日」ではなく、車検証の「初度検査年月」で決まる。
・初度検査が新しい未使用車は、税金が上がるまでの期間が長い。
ここからは、中古車や未使用車を買う人が特に気をつけたい点を、販売の現場で実際によく受ける質問をもとに説明する。
◆4月1日の所有者に1年分|3月末に買うか4月2日以降に買うか
軽自動車税は、4月1日時点で車検証に所有者(ローン中で所有者がローン会社の場合は使用者)として記載されている人に、1年分がかかる。普通車の自動車税のような月割りはない。そのため、3月中に名義変更を終えると4月1日時点の所有者として1年分を払い、4月2日以降に名義変更をするとその年度の軽自動車税はかからない。
反対に、車を手放す側は3月中に名義変更や廃車の手続きを済ませないと、もう乗っていない車の税金が届く。軽自動車税には月割りの還付制度もないため、年度の途中で手放しても払った税金は戻らない。乗り換えを考えている方は、今の車を手放す日と新しい車の名義変更日をセットで考えるのがコツだ。
◆13年は「購入日」ではなく「初度検査年月」で判定
13年経過の判定は、車を買った日ではなく、車検証の「初度検査年月」の欄で決まる。中古車を買ったばかりなのに税額が12,900円だった、というのはこれが理由だ。
軽自動車税が12,900円になるのは、初度検査から13年を経過した月が属する年度の、翌年度からだ。たとえば初度検査が2013年10月の車なら、13年を経過するのは2026年10月で、2027年度から12,900円になる。中古車を選ぶときは、価格表の年式だけでなく、車検証の初度検査年月まで確認しておくと、数年後の税金を読み違えない。
◆安い年式落ちの中古は、数年後に税金と重量税が上がる
車両価格が安い中古車は、年式が古いことが多い。初度検査から11年目の車を買った場合、2〜3年後には軽自動車税が年2,100円上がり、その後の車検で重量税も6,600円から8,200円に上がる。金額だけ見れば大きな差ではないが、年式が古い車は同じ時期にタイヤ、バッテリー、ブレーキまわりなどの交換も重なりやすい。税金の上昇は「そろそろ維持費が上がり始める」という目安と考えるとわかりやすい。
◆届出済未使用車は初度検査が新しく、13年重課まで長く乗れる
未使用車は、ディーラーなどが一度登録(軽自動車の場合は届出)しただけで、実際には誰も乗っていない車だ。初度検査からの年数が短いため、軽自動車税は新車と同じ10,800円で、12,900円に上がるまで10年以上ある。重量税も、新車登録時に払った分の残り期間をそのまま引き継ぐ。
環境性能割が廃止されたことで、購入時の税負担は新車も未使用車もほぼ同じになった。そのうえで未使用車は、法律上は中古車の扱いになるため、車両価格を新車より抑えやすい。ソーサンでは大量仕入れとオークションを通さない直接仕入れで、仕入れのコストを抑えている。
▶ 初度検査が新しい未使用車の在庫を見る(川口・草加の300台以上から)
このセクションの要点
・「納車を4月2日以降に」は10,800円浮くが、欲しい車を逃すなら得とは限らない。
・車両価格だけでなく、乗る予定の年数分の税金と整備費で比べる。
・税金と任意保険をまとめた「年間の固定費」で見ると判断しやすい。
ここでは、店頭で実際によくいただく相談をもとに、税金で損をしないための考え方を3つ紹介します。
◆「納車を4月2日以降に」は得になる場合、ならない場合
3月に車を探している方から、「4月2日以降に名義変更すれば、軽自動車税が1年分浮くんですよね?」という相談をよくいただきます。これは正しく、自家用の軽乗用車なら10,800円の違いになります。
ただ、3月は販売店の決算期で、人気の車種やグレードほど早く売れていきます。数日待つ間に欲しかった1台がなくなってしまえば、10,800円のために選択肢を減らすことになります。通勤や送迎ですぐに車が必要な方は、待つ間のレンタカー代や電車代で差額がなくなることもあります。「急がないなら4月2日以降、急ぐなら車を優先」と考えるのが現実的です。
◆車両価格だけでなく、乗る年数分の税金と整備費で比べる
たとえば初度検査から10年の中古車と未使用車を、それぞれ5年乗るとします。軽自動車税の合計は、10年目の車が途中から12,900円に上がるため約58,000円、未使用車は54,000円です。税金の差は数千円ですが、年式が古い車はこの5年の間に消耗品の交換が重なりやすく、整備費の差のほうが大きくなりがちです。車両価格の差額と、乗る年数分の維持費をあわせて比べると、どちらが得かが見えてきます。
◆税金と任意保険をまとめた「年間の固定費」で見る
毎月の家計で考えるなら、税金を1年あたりに直して、任意保険とまとめて見るのがおすすめです。軽自動車税が年10,800円、重量税が2年で6,600円なら年3,300円、これに自賠責保険と任意保険が加わります。任意保険は年齢や等級、補償内容によって大きく変わり、固定費の中で一番差が出やすい項目です。ソーサンは保険代理店でもあるため、車の見積もりと一緒に保険料の目安もお出しできます。
このセクションの要点
・購入時期、手放すとき、中古車の税額、引っ越し、未使用車の税金についてまとめた。
・いずれも4月1日時点の状態と、車検証の記載内容が判断の基準になる。
Q1. 4月2日に軽自動車を買ったら、その年の軽自動車税はかかりますか?
A. かかりません。軽自動車税は4月1日時点の所有者に1年分かかるため、4月2日以降に名義変更(届出)をした車は、その年度は課税されず、翌年度から払います。基準になるのは契約日ではなく、車検証に記載される名義変更の日付です。
Q2. 年度の途中で廃車・売却したら、軽自動車税は戻ってきますか?
A. 戻ってきません。普通車の自動車税には廃車時の月割り還付がありますが、軽自動車税には還付の制度がありません。手放すなら3月中に名義変更や廃車の手続きを済ませると、翌年度の税金はかかりません。
Q3. 中古で買った軽自動車の税金が12,900円だったのはなぜですか?
A. 初度検査から13年を超えているためです。13年の判定は購入日ではなく、車検証の初度検査年月で決まります。購入前に初度検査年月を確認すると、何年後に税額が上がるかがわかります。
Q4. 引っ越したら軽自動車税はどこに払いますか?
A. 4月1日時点で車の定置場がある市区町村に払います。たとえば川口市から草加市へ引っ越した場合、住所変更の手続きを済ませた後の4月1日時点で草加市に課税されます。埼玉県内の移動でも、軽自動車検査協会での住所変更が必要です。手続きをしないと、通知書が旧住所に送られてしまいます。
Q5. 未使用車の税金は新車と同じですか?
A. 軽自動車税は新車と同じ10,800円です。重量税は新車登録時に払った分が残っている期間はかからず、最初の車検から払います。環境性能割は2026年3月31日で廃止されたため、4月以降の購入では新車・未使用車とも環境性能割はかかりません。
このセクションの要点
・税金は、買う車の年式や今の車の手放し方と一緒に考えると迷いにくい。
・4号草加インター店は草加ICから約1分、川口122号店は南鳩ヶ谷駅から徒歩約8分です。
軽自動車の税金は、制度そのものはシンプルですが、「どの年式を選ぶか」「今の車をいつ手放すか」によって実際の負担が変わります。名義変更や住所変更の手続きも絡むため、車選びと一緒に相談できる場所が近くにあると安心です。
ソーサンは、埼玉県の川口市と草加市で、届出済未使用車を中心に300台以上の軽自動車をそろえている販売店です。車検のコバック加盟店として国家資格整備士が点検を行い、鈑金のモドーリーも併設しています。保険代理店でもあるため、税金や保険を含めた年間の維持費まで、購入前にまとめて確認できます。
4号草加インター店は、東京外環自動車道の草加ICから約1分、国道4号沿いにあります。越谷市からは国道4号を南下して約15分、足立区からも車で約15〜30分です。コーナン草加松原店から徒歩約3分の場所にあるため、週末の買い物のついでに立ち寄る方もいます。川口122号店は国道122号沿いで、埼玉高速鉄道の南鳩ヶ谷駅から徒歩約8分です。
税金の話だけでも構いません。気になる年式の車があれば、車検証を見ながら「何年後に税金が上がるか」を一緒に確認します。
▶ 草加ICから約1分。4号草加インター店の場所と駐車場を見る
予約なしでも見学できます。お気軽にお立ち寄りください。